特権

なんで私だけ、なんで母親だけこんなにも大変なんだと、何度も思った。でも、実はリターンも大きい。

おっぱいを飲んでいるときの顔。この角度からこの距離で見ることができるのは、私だけ。超可愛いんだから、誰かに見せてあげたいな、でも写真はほとんどない。だって、いつも両手は塞がっている。ゴクゴク飲んでいるときも、眠ってしまった顔も、本当にかわいい。

ママがいいーと寄ってこられるのも、大変だけど嬉しいよ。だって、二人とも私が一番好きなんでしょ。最近長女はパパが一番とか言い出したけど、口だけなのはママは知ってるから。ママが一番好きなんでしょ。だって、お風呂も歯磨きも寝るときもママがいいって毎日言うじゃん。

うざいくらいに毎日おっぱいを延々と吸ってくる次女。パパが手を伸ばしてもイヤイヤ。少しでも私が離れると泣き叫ぶ。そんなに私のことが好きなのか。いや、おっぱいのことが好きなだけかもしれないが。

こんなにも誰かに求められること。こんなにも誰かの必要とされること。私じゃなきゃ駄目なこと。今までなかった。こんなにも愛される喜びは母親だけの特権。

「特権」への1件のフィードバック

  1. 子供たちが
    「ママ、ママ」と
    妻に群がるのは
    羨ましい反面、
    申し訳ないものだ。

    たまには代わってあげたいところだが、
    子供に拒否されてはどうしようもない。

    国は、
    敬老の日ならぬ、
    敬乳の日、
    勤労おっぱい感謝の日を毎週定めて
    おっぱい並びに母親の皆さんに
    国民総出で休息と感謝を捧げるべきだ。

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