私たちにできること<ごろーちゃん>★from 福島

ごろーちゃんの写真ピースボート災害ボランティアセンタースタッフの経験
※現在はピースボートスタッフ。
Q1、きっかけはなんですか?
3.11です。原発に限らず社会問題にはもともとは全く興味がありませんでした。今思うとなぜこんなに無関心でいられたのだろうと思いますね。3.11から原発に関心を持ち、芋ずる式で、沖縄の基地問題やメディアの問題など社会の様々な問題が見えてきました。
Q2、どんな仕事をしてきましたか?
始めは石巻でボランティアの受け入れをしていました。ピースボートが”石巻モデル
を社会福祉協議会とともに創り上げた際にも関わっていました。その後は、石巻だけでなく、他の被災地を訪問し、何が必要かを調査したこともありました。そして、福島の中学生50人をクルーズに乗船させるプロジェクトにもかかわりました。
Q3、どうして福島の中学生をクルーズに乗船させたのですか?
保養の意味があります。子供達は放射の心配がない場所で安心して遊べる場所となりますし、また保護者にとっても子供が近くに居ないことによって、心の整理をする時間を作ることにもなりました。
Q4、脱原発世界会議はどのように関わりましたか?
主に当日のボランティア担当でしたが、事前には宣伝活動を行っていました。チケットがぎりぎりまで残っていたので、様々なデモに出かけていてビラを配ったり、とにかくやれることはなんでもやりました。→脱原発世界会議とは>>
Q5、どうしてそんなに頑張れたのですか?
すごく大切な会議だと思っていたからです。いつも当事者である福島県民は置いてきぼりで議論が行われてきましたが、この会議では市民が参加する場所を作ることができたからです。結局一万人以上の人が集まりました。時代の変わり目のきっかけとなった重要な会議に関われたことをすごく誇らしく思っています。
これからやりたいことはありますか?
もともとは表現をすることがしたかったんです。すぐになくせないとは思っているので、極端な反原発運動をしたいわけではありませんが、表現を通じてなにができるのかを探りたいです。あと、もっと若い人に声をあげて欲しいと思います。活動している若者を繋げて国内外に発信できたらいいなと思っています。

受けた印象
船内では福島ユースプロジェクトの担当だった彼。毎日のように深夜まで働く姿を見て、大変な仕事だなーと思っていたのですが、話聞いてみると、彼は働かされているのではなく、彼自身の熱い想いが彼を毎日忙しく動かしていることがわかりました。
(取材:あつこ)
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