清水ひろたか氏のワークショップに行ってきた。

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清水ひろたか氏のワークショップに行ってきました。

www.facebook.com/events/450155862026433/?active_tab=about

清水ひろたか氏といえば、
(ホームページから引用)

愛称はshimmy。ギタリスト、ベーシスト、プロデューサー。89年から音楽活動を始め、オノ・ヨーコ、坂本龍一、Salyu、デヴィド・バーン、ルー・ リード、ショーン・レノンなど国内外のアーティストのレコーディング、ライブに参加。

↑これは、Facebookのイベントページに掲載されていたもので、
ホームページのプロフィールからの一部引用なのですが、
ほんとは全文載せたいくらい。

そんなものすごい経歴をお持ちの方。

個人的には、Cornelius Group あたりでちゃんと知ったのかな?
地元佐世保でも、今はなき「南国食堂地球屋」などでライブしてたりとか。

でも、実際は、高校の頃にハマっていた
カジヒデキの影響で、デビュー時在籍していたバンド、
ブリッジを先に聞いていたという。

■きっかけ

Facebookを見ていると、
たまたまイベントページを発見。

そのページを見かけた翌日、
長崎での開催だったんですが、
ちょうど長崎で仕事が入っており、
帰る予定になっていました。

しかも、無料で「ワークショップ」。
イベントページに書かれた内容はこんな感じ。

日本及び世界での音楽制作及びLIVE活動からグローバルな視点を。同時に現代社会との関わりを知ることで音楽がもつ「成熟した社会を実現するための力」を学ぶ。
テーマ1「音楽制作」
テーマ2「LIVE活動」

うん、これは行かなければいかんやつだ。

■内容

「ワークショップ」ということで、
結構突っ込んだことをやるのかと思っていましたが、
基本は、まったりとしたトークを中心に、
エレキギターのソロで5曲ほど演奏。

控えめな語り口と、それに反して
金ピカなボディーのストラト、
真っ赤なスリッポンが印象的でした。

日本及び世界での音楽制作及びLIVE活動からグローバルな視点を。同時に現代社会との関わりを知ることで音楽がもつ「成熟した社会を実現するための力」を学ぶ。
テーマ1「音楽制作」
テーマ2「LIVE活動」

と書かれていたのも間違いではありませんでしたが、
テーマに沿って、明確な回答があるわけではなく、
清水さんの経験談の中に、
彼なりの回答、方法論が見え隠れする、という感じ。

中でも熱量が高く思えた話は、
PLASTIC ONO BANDに参加した経緯や、
そこでの出来事など。

Cornelius Group がアメリカでライブを行ったとき、
終了後、Sean Lennon から自宅へ招かれ飲み会に。

そこでSeanに気に入られたらしく、
「渡航費は出すから遊びに来て」と連絡が。

そのながれで、
Sean Lennon がバンマスを務める
PLASTIC ONO BAND へ参加することに。

John Lennon の 「ジョンの魂」を聞いて音楽を志した清水さんが、
いつの間にか、その妻、オノ・ヨーコさんのバンドのメンバーになっていた、
という驚きと感動の経験や、
敬愛する Lou Reed と一緒に演奏できた話などなど。

なぜ、多方面から仕事の声がかかるのか、
ということには「友達が誘ってくれる」という答え。
再現性がないように思えるけど、
技術+人柄のなせる技なのだろう。

トーク中も、そんな柔らかい雰囲気の語り口。
数々の大御所との共演の話も
自慢のようないやらしさは全く感じさせない。

でも、控えめな中にも、
熱いものや、信念が宿っている。

あと、練習方法についても話していた。
クリックを使ったリズムキープ強化法。

メトロノームを鳴らして、
2倍の速さで練習すると、鳴っていない2拍と4拍をしっかりとれるようになる、
っていうのは聞いたことあったけど、1.5倍は初耳だった。

というか、いまだによくわかりません。
あと、1倍で半拍ずらして練習、というのも言ってたな。
つまり「ぴっ」が裏拍に来るということですね。

■音楽制作について

作曲法についても少しだけお話されてました。
簡単にまとめると・・・。

<タイトルは最初につける>

テーマが決まると曲がブレない

<日々の感動や気付きを音にする>

菱(ひし)という植物の、
花の美しさと裏腹な種のおどろおどろしさ、
その2面性を、メジャーセブンコードで表現。

美しい響きだが、ルートとM7の音を隣り合わせにすると
不穏な響きになる、など。

菱の花
bit.ly/2uGLOmv

菱の実
bit.ly/2ueSSod

<日本人の”間(ま)”を音にする>

アメリカのミュージシャンとセッションしていると、
「日本人の音」を意識するようになった。

生みの親(清水さんは養子として育ったそう)が、
能(日本の伝統芸能の)をされているそうで、
その「舞」の様子を音にしてみたそう。

生演奏を披露した楽曲のイントロは、
チェロの弓を使った効果音チックなフレーズ。
ボディーやネック、ヘッドを叩くなども。

前フリからして、
いわゆる「和」っぽい音階を使うのかと思いきや、
全くそんな感じではなかった。
むしろ、中東っぽさを感じた。

■まとめ

予想通り、質問コーナーがあったが、質問できず。
聞きたいことはあったんだけど、
ウマイことまとめられなかった。

と、一緒に行った”いこと(歌い手さん)”は、

「なんで清水さんみたいなスゴイ方がこんな片田舎に?」

と、おもしろい質問していてたんだけど、

「東京から離れれば離れるほど、人との距離が濃密になる」

という清水さんの答えが面白かった。

佐世保に住んでるときも、
たびたび市内でライブがあったんだけど、
いろいろとタイミングが合わず、
今回お話し、演奏見れてよかった。

で、会場の長崎大学創楽堂、
普段からいろいろとイベントを行っているようです。

掲示板にいろいろと貼ってあったんだけど、
写真取ってくるの忘れてました。

長崎大学創楽堂ホームページはこちら
nsogakuam.edu.nagasaki-u.ac.jp/

■清水ひろたかさん関連のリンク

Twitter

Web
hirotakashimizu.blogspot.jp/

Faebook
www.facebook.com/shimmy.hirotaka

清水さんの楽曲、こちらから聞けます。
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記事を書いている人

山口隆博(やまぐちたかひろ)
2004年からYOSAKOI作曲家として九州を中心に全国各地に楽曲を提供。

九州最大規模のYOSAKOI祭り「YOSAKOIさせぼ祭り」では多くの楽曲提供チームがファイナルステージへ進出(参加約200チーム中上位20チームのみが演舞できる決勝ステージ)。各地のお祭りにて受賞、入賞多数。

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制作実績

・TBSラジオ「たまむすび」
竹山ガムテープ買ってきてコーナー祝日Ver.BGM

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・映画「麻雀放浪記2020」
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・スマホアプリゲーム「寿司Fever!!」
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・テレビ東京「青春高校3年C組」
リップシンクコーナーBGM歌唱

・福岡県久留米市ゆるきゃら「くるっぱ絵描き歌」
編曲、レコーディング

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