貧乏暮らしをして初めてわかった支援される側のモヤモヤ

※この記事には一部プロモーションが含まれています。

こんにちは、民泊ホストやサイト制作などを主に在宅で行っているatsukoです。


私は困っている人を支援したいと以前はよく思っていました。国際協力に関わりたかったし、よく困った人のためになりたいと思っていました。

そんな私が結婚して子どもが生まれて、貧乏暮らしで、気がつくと支援される側の人になっていました。

支援される側に立ってはじめてわかった支援されることへのモヤモヤをまとめました。

スポンサーリンク

与えられるモヤモヤ

モノはいらない

貧乏暮らしをはじめてから、色々なモノをもらうようになりました。

もちろん、それは有り難いことです。でも、貧乏だからって、何でも欲しいわけではありません。あなたがいらないものは、私もいらない。

大は小を兼ねることはあんまりなく、多すぎると困ることが多いのです。でも、だからといって、好意であげるといってくれる人に「いらない」とはとても言いにくいのです。

お金も本当は欲しくない

結婚してから、両方の親からお金を渡されることが増えました。

いや、増えたというより、会うたびにお金を渡されます。

モノと違ってお金は沢山あって困るものではありません。有難い話のはずです。でも、もらえばもらうほど、悲しくなりました。

はじめはもらったお金に手を付けないように全て貯金していました。でも、生活に余裕がなくなったときは、手元にあるとつい使っちゃう。。。

30過ぎて親のお金で生活するなんて、情けないし、こんなこと続けていけないことがわかっていたからです。

価値観の違い 

私は十分幸せなのに

ボロボロの家に住んでいるので、可哀想という目で見られることがあります。夫は会社員じゃないからボーナスはないし、不安定だし、貧乏だし、大変でしょうと。 

いやいや、私たちからしたら毎日忙しくて通勤している方が可哀想だし。家は古いけれど、好きに使えて楽しいし。

大切なものを理解して欲しい

あなたが持っているこれよりも、こっちの方がいいでしょ?こっちにする為に支援してあげるから。と好意で言われることがあります。例えば、家が古いから建て直しなさいとか。

私たちには今の暮らしがあって、それに満足している。それなのに、満足しているところまで「支援」によって変えようとされることがあります。

好意であることはわかっていても、大切にしているものを馬鹿にされている気がして悲しくなったりもします。

望んでいることをして欲しい

こんなことを言うと、贅沢だと怒られるかもしれませんが、、、望んでないことはしないでほしくて、望んでいることだけをして欲しいんですよね。

とはいえ、好意でしてくれることを、いらないと伝えるのは大変で、して欲しいことをお願いと頼むのもまた気が引けるのでなかなか難しいのですが。

はっきりいって、望んでないことをされるよりは、なにもしてくれない方がマシなのです。 

してもらって嬉しいこと

必要なものを必要なタイミングでもらえること

必要でない時に、モノを沢山もらうのは困ります。でも、必要としている時に必要なものをもらえるのはとても助かります。

何より、こっちの状況を考えた上でのプレゼントであれば、多少違っていても、その気持ちだけでも嬉しいです。

必要としていることへの協力

必要としていないことへの支援は、断るのも気をつかうし、逆に困ることも少なくありません。

でも、本当に必要としているところに手を差し伸べてもらえるのは、本当にありがたいです。

頑張っていることへの応援

モノやお金を与えられるとモヤモヤします。でも、仕事を紹介してくれたり、必要な情報を教えてくれたりするのはとても有り難いです。

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と言う言葉があるそうですが、まさにそれです。

いや、釣り方も教えてくれなくてもいいんです。魚釣りを頑張っているのなら、釣れたら一緒に喜んだり、応援してくれるだけでもいいんです。

スポンサーリンク

支援ではなく協力へ

一方的な支援はむしろマイナスなことが多いと思います。良かれと思ってやったことが、全く意味がなかった、むしろ迷惑だったということも少なくありません。

わかっていたつもりでしたが、支援される側になって実感することができ、支援の仕方についてより意識するようになりました。

人間は人の役に立ちたいと思う生き物だと思います。困っている人は助けてあげたいと多くの人が思います。それ自体はとても素敵なことです。その気持ちはとても有り難いことです。

でも、それは本当に必要とされていることなのか?相手の立場に立って考えているか?相手が大切にしているものを理解できているか?自分の価値観を押し付けていないだろうか?

私が支援する立場になったときは、この経験を思い出し、よく考えてから行動に移したいなと思います。

この記事を書いた人
atsuko

在宅で民泊ホストやWEBやチラシなど制作・管理・ライティングなどがお仕事。作曲家の夫と6歳と9歳の姉妹と共に福岡県久留米市在住。2009年、WEBデザイン技能検定2級取得。2012年8月、第77回ピースボートに乗船し地球大学受講。2015年〜民泊サイトAirbnbのスーパーホストのステータスを10回以上獲得。2018年、電子書籍と紙で「おっぱいのすべて」を出版。グリーンコープの組合員歴10年以上、活動組合員歴7年以上。地域委員、副地域委員長、福祉委員などを経て、現在、久留米支部常任委員。

社会貢献
スポンサーリンク

タイトルとURLをコピーしました