保険は不要?!子ども二人&自営業夫を持つ主婦が保険に加入しない理由【子育て世帯の公的補償を徹底解説】

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atsuko

こんにちは、福岡県久留米市で民泊ホストやWEB制作の仕事を在宅で行っている2児の母atsukoです。イエカラでは主婦やママ向けに「家から出来ること」を発信しています♪

大人になったら保険ぐらいちゃんと入りなさい!と親から言われていました。

テレビでもネットでも保険は入っておくべき!という情報に溢れています。

でも本当に保険はそんなに必要なのでしょうか?

我が家はほとんどの保険には加入していません。なぜなら、万が一の時は公的補償と貯金で十分賄えるからです。

子育て世帯がもらえる公的補償と私が考える必要不必要な保険についてご紹介します。

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保険に加入しない理由①子育て世帯への公的補償

よく勧められる保険に生命保険や終身保険があります。

世帯主が万が一若くして亡くなった場合、子どもを育てながら一人で働くのは大変ですよね、だから死亡一時金が沢山出る保険が必要です。

となりますが、ちょっとまってください。公的補償がいくら出るのか確認してから加入を検討してください。特に子どもがいる場合は、意外と沢山公的補償がもらえるのです。

遺族年金

年金を納めていた方が亡くなった場合、遺族基礎年金と遺族厚生年金が残された遺族に支給される可能性があります。

残念ながら、夫が自営業で国民年金の加入者だった場合は、遺族厚生年金はもらえません。我が家は夫が自営業なのでもらえないのです。。。もらえる可能性があるのは、遺族基礎年金のみです。

でも、遺族基礎年金だけでも結構もらえます。まず、遺族基礎年金の対象者ですが、

★死亡した者によって生計を維持されていた、

(1)子のある配偶者 (2)子

子とは次の者に限ります

18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していない子
20歳未満で障害年金の障害等級1級または2級の子

日本年金機構HPより

ここで死亡した者によって生計を維持されていたというのは、扶養されていたという意味ではないらしく、生計が同一で年収850万円または所得約655万円であればOKなのです。

私は最近社会保険に加入して夫の扶養から外れていますが、そういった場合でも対象となります。良かった〜

つまり、国民年金加入者が亡くなった場合、18歳未満の子ども(または20歳未満の障害年金対象の子ども)を持つ配偶者はほとんど遺族基礎年金がもらえます。そして年金額は以下の通りです。

781,700円+子の加算

子の加算 第1子・第2子 各 224,900円

第3子以降 各 75,000円

日本年金機構HPより

我が家は子どもが2人なので、もらえる遺族基礎年金額は781,700円+224,900円=100.66 万円/年となります。年間100万円以上が最長18年ももらえるのです。

子どもの数が多ければもっと多くもらえますよね。

児童扶養手当

ひとり親支援として、離婚や死別により1人で子育てしている人に対して児童扶養手当というものが支給されます。

対象者は、児童を養育する人であり、児童とは、18歳になって最初の3月31日までの人、障害のある人は20歳未満を指します。

給付額は子どもの人数や収入によって変わりますが、例えば子どもが2人いて年収が200万程度の私の場合、ギリギリ全額給付されるので、月に5万3350円もらえます。

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子ども2人自営業夫が死んだ場合もらえる額は・・・?

配偶者が亡くなったとき、18歳以下の子どもがいると遺族基礎年金や児童扶養手当が給付されます。

18歳以下の子どもが2人、夫が自営業者の我が家の場合の年間給付額

100.66 万円(遺族基礎年金)+53350円(児童扶養手当月額)✖️12=164万6800円/年

ちなみに厚生年金に加入している私が死んだ場合夫がもらえる額ははこれよりももう少し多いはずです。※厚生年金に加入している場合は、これに加えて遺族厚生年金も給付されます。

もちろん、こんな金額じゃ全然足りない!!!と思う方もいらっしゃるかと思います。そういった方は、足りない分を生命保険で補うのもいいですが、もうちょっと話を聞いてください。

保険に加入しない理由②配偶者が亡くなって免除または減額される支出

配偶者が亡くなるともらえる公的補償だけでなく、亡くなることによって免除または減額されるお金もあるのでご紹介します。支払いが減るということは、収入が増えることと同じです。もらえるお金と減るお金の合算を考慮して、足りない分のみ生命保険で補えば良いと思います。

住宅ローンの支払い

住宅ローンを借りる場合は団体信用生命保険という保険を勧められます。この団体信用生命保険に加入している場合、契約者が死亡した場合は住宅ローンの返済が免除されます。

我が家は住宅ローンなんて支払っていないので関係ありませんが、住宅ローンの額って大きいですよね。毎月10万以上、年間100万以上払っている方も多いのではないでしょうか?

学資保険の支払い

子どもの将来の為に加入する学資保険ですが、契約者が死亡した場合、以後の保険料の支払いは免除されます。

我が家は2人の子どもたちにそれぞれ学資保険をかけており、契約者は私と夫それぞれにしています。それぞれ月に1万円ほど保険料を払っているので、どちらが亡くなっても年間12万程の支払いが減ります。

年金・健康保険料の支払い

当たり前の話ですが、死亡した後に年金や健康保険料の支払いはなくなりますよね。夫に扶養されていた妻の場合、新たに国民年金と国民健康保険に加入する必要があるのであまり変わらないかもしれませんが。

我が家の場合は、夫は国民年金、私は厚生年金に加入しています。

夫が死亡した場合、月1万6000円程の国民年金保険料支払いが減ることになります。また、夫の国民健康保険料もなくなるので、年間30万円以上の減額となります。

厚生年金に加入している私が死亡した場合、毎月の税金2万円程がなくなるので、年間24万円程支払いが減ります。

生命保険に加入しない理由

我が家の場合、夫が死んだ場合にもらえるお金が年間164万6800円、夫が死んだ場合に減額されるお金が40万円以上あります。つまり、合計年間200万円以上のお金がプラスになります。私の収入もあるし、実家に帰ることもできるので生活には困らないと思います。

私が死んだ場合にもらえるお金は164万6800円+α(遺族厚生年金)、私が死んだ場合に減額されるお金も30万円以上あります。私が死んでも合計年間200万程度のお金がプラスになります。現在の私の年収は200万円程度なので、プラマイゼロです。

つまり、どっちが死んでも公的補償で残った家族は十分に暮らしていけます。

もちろん、我が家は共働きであることと、家賃がかからないことも大きな理由です。専業主婦で旦那さんが沢山稼いでくれて贅沢しているという人の場合、年間200万程度のプラスでは全然足りないということはあるかもしれませんが・・・。

生命保険料の世帯平均額は月額約3万2千円だそうです。本当にそんなに支払う必要があるのでしょうか?

お金に十分余裕がある人は払っても良いと思いますが、万が一の際に贅沢する為に、日々節約して保険料を支払っているのであればそれはおかしくないですか?

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医療保険に加入しない理由

医療保険は掛け捨てでも良いから入っておいた方がいいよ!とよく言われます。

グリーンコープの福祉委員をしていることもあり、コープ共済もよく勧められます。

しかし、我が家は医療保険にも家族全員加入していません。

高額療養費制度がある

高額療養費とは、ある月に一定以上の医療費を支払った場合、後日払い戻される制度のことです。

一定以上の医療費とは所得によって異なりますが、多くの方の場合月に8万円程度です。低所得者の私の場合は月に6万円以下になります。

子ども医療制度

市町村によって異なりますが、子ども医療制度があり、子どもにかかる医療費には上限があります。

私達が住む福岡県久留米市の場合は、中学生までの子どもの医療費は月に3500円が上限となっています。

子ども医療制度がある期間は特に、子どもの為の医療保険などは全く必要ないと思っています。

貯金がある

高額療養費や子ども医療制度がある為、病気になってかかる金額は多く見積もっても数十万円程度ではないかと思います。

最近は病院のベットも限られる為、なかなか長期入院はさせてもらえないそうです。

実際に、入院の平均日数は一番多い60台においても23日、かかる損出は一番多い50代においても30万円程です。

つまり、多少の貯金があれば万が一の時にも備えられるので医療保険は必要ないと考えています。

我が家が加入している保険

上記に理由から、生命保険も医療保険も入っていませんが、一方で加入している保険もあります。これらは本当に必要な保険だと思って加入していますが、加入している人は意外と少ないのではないでしょうか?

学資保険

我が家は子ども達に学資保険をそれぞれかけています。進学などのタイミングで合計300万円がもらえる保険です。どちらも返戻率は120%程度で契約した保険なので総額250万円ほどの保険料の支払いで300万円の保険がおります。※2020年8月現在、最も返戻率が高い学資保険でも109%程です。

学資保険は低金利の時代にノーリスクでかなりお得だと思います。さらに万が一の契約者の死亡時には残りの保険料も免除されます。

ただ、学資保険によっては、返戻率が100%を下回るものもあるそうなので要注意です!!!払った額よりも減るとかありえないですよね!

損害賠償保険

リスクは少なくとも、もし起こった時にどうしても支払えない額を補償してくれるのが保険のメリットだと思います。

自分が怪我しても病気しても公的補償や貯金でなんとかなる額です。でも人や人の物を傷つけてしまったら???数千万以上の損害賠償を請求された時、もちろんそんな貯金はありません。

子どもが人の物を壊してしまったら?自転車で人や物を傷付けてしまったら?そういった際に必要になる額は想像が付きません。

なので我が家は楽天銀行の少額安心保険という月々たった150円で家族全員の損害責任を補償してくれる保険に加入しています。楽天銀行のお客様専用の保険だそうなので、気になる方はまずは楽天銀行にご加入ください。楽天銀行は楽天証券とのマネーブリッジにより普通金利0.1%という高金利なので超オススメです。

ちなみにフリーランスの方は

無料で登録するだけで、最高5,000万円の損害賠償が付く! サービスもあるので登録をオススメします。

加入を検討している保険

先進医療特約のみの保険

損害賠償保険と同様に、万が一の際に払えないほどの高額なお金がかかるのが先進医療です。多くの医療保険では特約として+数百円で先進医療に加入することができます。

でも先進医療だけでいいんですよね。数万円〜数十万円のリスクは貯金でカバーできますが、数千万円のリスクに貯金で備えることができないからです。

先進医療のみ加入できる保険をネットで探すと、一つだけありました。月々500円で加入できるのでこれなら入ってもいいかなーとは思っています。

最後に:保険は必ず入るべきは嘘なのでは???

いかがでしたでしょうか?保険に入っていないというと、ちゃんと将来のこと考えなさい!とか怒られますが、めちゃくちゃちゃんと考えて入らないという選択をしています。

むしろ、言われるがままに保険に入るのは無駄でしかないと思います。保険会社のセールスマンはいろんな物をくれたりしますよね。何度も家に来てくれますよね。それらは全部皆さんが払った保険料から成り立っています。

多くの人が保険には必ず入るべき!!と思っているのは超高額の保険会社の広告費のせいではないでしょうか?

もちろん、入る必要がある保険もあると思います。多少高くても信頼できる人から買うのもありだとも思っています。でも、何もわからないまま、勧められるまま契約するのはちょっと一旦考え直してはいかがでしょうか?

万が一に備える保険料、高すぎではないでしょうか?どうせお金をかけるなら、確実にやって来る子どもの将来や自分たちに老後の為の資金を貯めたり投資したりした方が良いのではないでしょうか?

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まとめ:保険は入らなくて良い場合も多い

配偶者が亡くなると18歳以下の子どもが2人いる場合、遺族基礎年金と児童扶養手当で合計164万6800円/年もらえます。※国民年金加入者の場合です。厚生年金の加入者がなくなった場合は遺族厚生年金ももらえるので、さらにプラスαの金額がもらえます。

さらに我が家の場合、学資保険の支払いが免除されたり、年金・健康保険料の支払いが減るので支出が年間40万円程減ります。

つまり、夫が死んでも私が死んでも、公的補償だけで子どもが18歳になるまで年間200万円程度収支がプラスになります。これは我が家にとっては十分な額なので生命保険には加入しません。

また、健康保険も高額療養制度や子ども医療制度があり、貯金で賄えると考えている為加入していません。

一方、損害賠償保険や先進医療保険は貯金でカバーできないので保険の必要があるかと思っています。

この記事を書いた人
atsuko

在宅で民泊ホストやWEBやチラシなど制作・管理・ライティングなどがお仕事。作曲家の夫と6歳と9歳の姉妹と共に福岡県久留米市在住。2009年、WEBデザイン技能検定2級取得。2012年8月、第77回ピースボートに乗船し地球大学受講。2015年〜民泊サイトAirbnbのスーパーホストのステータスを10回以上獲得。2018年、電子書籍と紙で「おっぱいのすべて」を出版。グリーンコープの組合員歴10年以上、活動組合員歴7年以上。地域委員、副地域委員長、福祉委員などを経て、現在、久留米支部常任委員。

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