誰でも作詞作曲ができる用になる方法(後編)

音楽ハウツー

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※この記事は「作詞作曲がしたいけど難しい」という方向けのノウハウというか屁理屈です

誰でも作詞作曲ができる用になる方法(前編)で、
「練習もなしに上達するわけがない」
「とにかく作ってみる」
「駄作でいいから、とりあえず完成させ、数をこなす」
ということを書きました。
そうは言っても、まだハードルが高い方向けに。

そもそも「作詞作曲」って何だ?

じゃ、そもそもこの場合の「作詞作曲する」という行為がどういうことなのか考えてみます。
といっても、今回も屁理屈ですが(笑)

 

まずは作曲するとは?

音楽(西洋音楽)の構成要素は、

リズム(律動)
メロディー(旋律)
ハーモニー(和声)

だと言われています。

わかりやすくロックバンドで言ったら、
リズムは、「ドラム」が担っている部分。
メロディーは「ボーカル」や「リードギター」などのソロ楽器(鼻歌で歌えるもの)。
ハーモニーは「上記以外の楽器やコーラスで厚みを出すこと」という感じでしょうか。

で、作詞作曲ということで、
「メロディー(旋律)」(バンドで言ったらボーカル)だけに注目したいと思います。

先程も、Wikipediaのリンクを貼りましたが、
再度引用。

”ある高さと長さを持ついくつかの楽音が前後に連続して、
それがリズムに従って、連続的に進行する(演奏される)ことによって、何らかの音楽的内容をもつもの。”

というふうに説明されています。

もっとざっくり言うと、
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」
を並べて繋げていったもの、という感じですかね?

良く、音楽は『時間の芸術』と言われますが、
『ドレミ・・・』をどういう順序で並べるかに加えて、
各音をどういう長さにするか、というのも大事な要素でしょう。

たとえば、同じ『ド・レ・ミ』と音を並べるとしても、
『ドーレーミー』とするのか
『ドーーーーーレッ・・・・ミーーーーーーー』とするのかで
印象は全く異なるものになるでしょう。

ちょっと小難しい話になりましたが、
メロディーについて、何となく理解して頂けたでしょうか?

 

あなたは毎日メロディーを生み出している

で、ここからが本題です。

再度確認ですが、
この記事は、「作詞作曲が出来ない」という方の、
作詞作曲のハードルを下げるために書いています。

確かに、一見難しそうな作詞作曲ですが、
実は私達は毎日これをやっているのです。

”これをやっている”というのは、
すなはち、作詞作曲をしているということ。

どうことかというと、
すべての音には音階(音の高さ=ドレミ・・・)があります。
絶対音感の方は、耳に入ってくるすべての音を「ドレミ」で表せる
なんて話を聞いたことがありませんか?

当然、私達が普段発している声にも音階はあります。
「おはよう」「こんにちは」なども、
細かく見ていけば、「ドレミ・・・」を並べた音の塊です。

つまり、メロディーなのです。
そして、そこにはもうすでに言葉が乗っている!!

 

では改めて作詞作曲してみる

「いや、そんなのメロディーじゃないよ」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そういう方は、ところどころ音を伸ばしたり、極端に抑揚をつけたりして、
ミュージカル風に「こんにちは」とでも言ってみてください。

はい、「こーん(↓)にちー(↑)はー(↑)」

おめでとうございます。
そのメロディーは、恐らくあなたが発明したものです。

しかし、「こんにちは」という言葉はあなたが発明したものではないため、
作詞とまでは言えません。

では続いて、「こんにちは」に続いて、なにか一言、言葉を足し、
同じように「メロディー」を付けてみてください。

できれば「赤ちゃん」以外が良いと思います(笑)

できましたか?

「こんにちは」に異なる言葉が組み合わさることにより、
「選択」というあなたのセンスがにじみ出た立派な作品になります。

では、先程の「こんにちは」のメロディーとつなげて声に出してみましょう。

はい、おめでとうございます。
記念すべきあなたの処女作
『こんにちは~(※サブタイトル)~』の完成です。
(※サブタイトルは、「こんにちは」の後に足した一言)

しょーもない屁理屈だと思われるかもしれませんが、
この遊びを繰り返すことによって「作詞作曲」の練習ができます。

作文でも絵でも、最初の一筆を入れてしまえば、
「ここがこう来たから、じゃ、次はこれかな?」という感じに筆が進みます。

そして、数をこなすことにより、
「このパターンは好きだな」とか、「逆にこういうのはやってない」など、
徐々に引き出しが増えていくのではないでしょうか?

 

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