「YOSAKOI作曲家だけど質問ある?」 Q;作曲するときの方向性とかどのように決めてますか?

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わたくし、
YOSAKOI作曲家の山口隆博(35)が、
皆様から寄せられた質問にお答えするシリーズ企画
「YOSAKOI作曲家だけど質問ある?」
※企画趣旨、詳細はこちら

今回頂いた質問はこちらです。

Q;作曲するときの方向性とかどのように決めてますか?
ペンネーム「Eさん」

A;チームさんのご意向によりけりです

はい、すごくぼんやりした答えになりましたが、
こればっかりは完全にケース・バイ・ケースなため、
こう答えざるをえません(笑)

いくつかパターンがあるとすると、

(1)アイデアがしっかり決まっているチームさん
(2)アイデアがなんとなく決まっているチームさん
(3)アイデアがあまり決まっていないチームさん
(4)おまかせ、もしくは自分で作る場合

という感じでしょうか。

ご参考程度に、
(1)、(2)の場合の
楽曲の方向性を決める流れをご紹介すると・・・

まずはチームさんとの打ち合わせです。

何はなくとも、これがなければ始まりません。
実際にお会いして2時間程打ち合わせをさせて頂きます。

そこで、チームさんのアイデアやご意向をお伺いします。
この時、気をつけているのは、
「イメージの共有」です。

どういうことかと言いますと・・・、

例えば『「どーん」という音を入れてほしい。』
という要望があったとして、
その「どーん」がどんな「どーん」なのか、
ということをしっかり確認する作業です。

太鼓の「どーん」なのか、
打ち上げ花火の「どーん」なのか、
大爆発の「どーん」なのか、
「どーん」という擬音語は一緒でも、
実際に頭で鳴っている音は全然ちがうわけですね。

今のは、極端に1つの音を例に上げましたが、
楽曲の全体のイメージや構成なども、
すべてこんなふうにして、
身振り手振りを交えて「言い換え」ていくわけです。

チームさん;
「この部分はこんなふうに・・・」

ぼく;
「その場面、映像にするとしたらこんな感じですか?」
「その太鼓、ごっついオジサンが演奏してるイメージですよね?」
「その時の振り付けって、例えばこんなふうですか?」

ってな感じの質問を、
チームさんから「あー、そうそう、それ!」
という声が返ってくるまで繰り返します。

音、というのは目に見えない上、
言葉で正確に説明するには、
ある程度の専門知識も必要です。

しかし、専門用語なんて使えません。
なぜなら、相手は音楽の専門家ではないから。

あと、僕もテレビでカタカナの専門用語使ってるコメンテータ苦手ですし(笑)

ですので、チームのメンバーさんにわかる言葉で、
同じイメージを共有できるようお話するようにしています。

これはお師匠様の教えでもありますが、
YOSAKOI作曲家に必要なものは言語能力!
(て言ってる割にこの程度の文章力…笑)

正直言いまして、
曲を作る作業よりも
こっちの方が大変な場合もあります(笑)

もちろん、チームさんのご要望を聞きつつも、
「もっともおしろくなりそう」と思ったら、
こちらのアイデアもご提案します。

そのため、お伺いするのは楽曲の内容以外にも、

「お住いの町について」
※地域色を出すため
「チームのメンバー構成」
※楽曲の構成のヒントになるかも
「チーム立ち上げの経緯」
※チーム性を出すヒントになるかも

などなど、多岐にわたります。

(3)アイデアがあまり決まっていないチームさん

の場合は、楽曲の頭から最後まで、
上記のように「どんな感じが良いですか?」とお尋ねしていきます。

そんなこんなで出来上がった構想をもとに
楽曲制作を進めていくわです。

そして、

(4)おまかせ、もしくは自分で作る場合

チームさんのご要望なしに楽曲を作る場合も、
たまーにあったりします。

そういう場合はどうしているかといいますと・・・

普段から音楽を聞いているときに、
「あ、これいい。今度参考にしてみよう。」
って、メモを取ったりしてるんですが、
そういうアイデアを組み立てていったり。

または、「あったらいいな、こんなチーム」という妄想を膨らませて、
そのチームにあったイメージ、構成を考える、
という感じでしょうか。

どっちにしろ、
「YOSAKOIっぽくないYOSAKOI楽曲」がコンセプトになっています。

というわけで、長くなりましたが、
たくさんの大御所の作曲家の皆さんがいらっしゃる中で、
僕が生き残るために、以下の2点に重きをおいて制作しています。

・チームさんの意向を汲み取る
・変な曲、おもしろい曲を作る

ご参考になりましたでしょうか?
ご質問、引き続き募集中です。
※企画趣旨、詳細はこちら

過去のYOSAKOI楽曲作品試聴はこちらから

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